电影《追捕》对中国人审美观的影响

　　高仓健主演的日本电影《追捕》作为文化大革命之后首部在中国上映的外国电影，因其扣人心弦的剧情发展、成功的人物塑造及配乐等因素，在二十世纪七八十年代曾红遍大江南北，引起过轰动效应，不仅为促进中日文化交流作出了贡献，更影响了中国一代人的审美观。高仓健饰演的检察官杜丘冬人凭借时尚的穿着、硬汉的性格特征及冷峻的面容，成为他们心中的偶像；而女主人公真由美的装扮及鲜明个性也给观众留下了深刻印象。
  本论文在文献研究法的基础上，对文革后看过电影《追捕》的40岁至70岁年龄段的6名中国人进行半结构化采访，采用质性研究方法中的SCAT法，对采访结果进行分析，从（1）流行服饰、（2）男性审美标准、以及（3）年轻人恋爱观等三个方面考察分析了《追捕》对中国人审美观的具体影响。

关键词　文革、追捕、高仓健、审美观、SCAT法

 
要　　旨

　高倉健が主演した日本映画『君よ、憤怒の河を渉れ』は、文化大革命直後、中国で初めて公開された外国映画である。映画は素晴らしい物語の筋や主人公のイメージ、楽曲等の要素をもって、1970年代から1980年代にわたって多くの中国人観衆に知られ、爆発的な成功を収めたのである。この映画は中日両国の文化交流の促進に大きな役割を果たしたのみならず、当時中国人の美意識の転換に対しても重要な影響を与えたと思われる。ファッション及びヒロインのイメージ、クールな顔を特徴とした高倉健が演じた検察官の「杜丘冬人」は中国一世代のアイドルとなった一方、女主人公の「真由美」もファッション及び鮮明な性格で彼らに愛されていた。
　本論文は文献研究法の上で、文革後に当該映画を鑑賞した経験のある40代から70代の6名の中国人を対象に半構造化インタビューを実施した。得られたデータについて、質的研究手法のSCAT法を用いて、『君よ、憤怒の河を渉れ』が中国人の美意識に対する具体的影響について、（1）新ファッションに対する美意識の変化、（2）男性に対する美意識への影響、（3）若者の恋愛観に対する影響、といった三つの側面から分析を試みた。

キーワード 　文革　君よ、憤怒の河を渉れ　高倉健　美意識　SCAT法　

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