难以读解的心—关于夏目漱石的《心》心をよむ難しさ—夏目漱石『こころ』について
夏目漱石的《心》是一部描写明治时期知识人的内心心理的小说，其中叙述了因为被叔叔骗了遗产以后，失去对人的信任的“先生”，后来为了得到恋人而背叛了朋友K，K因此自杀，“先生”陷入深深的自责中，最终以明治的完结、乃木大将殉死为契机自杀。夏木漱石以徐缓沉静而又撼人心魄的笔致，描写了爱情与友情的碰撞，利己之心与道义之心的冲突，表现了日本近代知识分子矛盾、惆怅、无助、无奈而又自尊的精神世界。
本论文以初学者的立场，围绕着“难以读解的心”进行一下探讨。
本论文从两个方面论述。第一部份是描写小说《心》的主人公“先生”的内心心理，论述由自私到自杀的过程，第二部分是分析小说《心》中“先生”和“K”死亡的原因并且探讨一下明治时期的精神。
关键字：自杀 利己主义 孤独 明治精神
要旨
夏目漱石の『こころ』は、叔父に遺産をだまし取られた後で、人を信ずることのできなくなった「先生」が、今度は、親友のKを裏切り、恋人を得たが、そのため、Kは自殺、みずからもその罪に苦しみ、明治の終焉、乃木大将殉死を契機に自殺するという明治の知識人の内面心理を描いた小説である。夏目漱石は、ゆるやかで、心が震える言葉で、愛情と友情の衝突や利己的な心と道義の心の衝突を描写し、日本の近代インテリには矛盾、憂うつ、無力感、挫折感それに自尊心が強い精神世界を現す。
本論では、初心者の立場から、「心をよむ難しさ」をめぐって検討してみたいと思う。
本論は、二部からなっている。第一部では、『こころ』の小説は主人公の「先生」の内面心理を描写し、利己心から自殺の過程を論じる。第二部では、『こころ』から先生とＫの自殺の原因を分析し、明治精神を検討する。
キーワード：自殺 エゴイズム 孤独 明治の精神
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