物哀在源氏物语中的表现-『源氏物語』における「物の哀れ」の表現

     “物哀”是平安时代的人生理想,同时也是之后贯穿于整个日本文学
的重要精神理念之一。最初是由日本江户时代的国学大家本居宣长提出的文学理念，它以《源氏物语》为起点在日本文学作品中反映出其浓厚的色彩。自平安时期的贵族文化萌芽，结合佛教的无常观“幽玄”“闲寂”等理念，在悠远的文化历史中结晶，洗练，最终作为日本的传统文学理念及审美意识，确立了其在文学中的地位，并在众多领域中起着重要的作用。
本文通过“物哀”在日本文学以及日本人的审美意识及价值观等方面的重要影响来考察，着眼于其在文学作品中的表现。从“物哀”的含义，在《源氏物语》中的具体表现，以及对日本文学和日本人的人生观的影响三大部分进行论述。通过分析比较来揭示它的含义，特点及重要影响。

关键词：物哀 优美  感伤  美意识
 
要旨

  「物の哀れ」は、平安時代の人生理想であり、文学理想であるが、同時にそれ以後の日本文学を貫いて流れる重要な精神理念の一つである。最初は江戸時代の国学の大成者本居宣長が提出した文学理念である。それは『源氏物語』を初めとする文学世界の中に色濃く反映され、平安貴族文化から芽生えたあと、仏教の無常観、「幽玄」「侘び」などの理念と絡み、長い文化史の中に結晶、洗練され、とうとう日本伝統的な文学理念、伝統的な美意識として、文学史のなかに地位を確立し、幅広い分野でも影響をおよばしたのである。
  本稿では「物の哀れ」が日本文化、ひいては日本人の美意識、価値観までに深い影響があるという重要性に基づき、文学の中の表現に着目し、「物の哀れ」の意味、『源氏物語』の中の具体的な表現、そして日本文学と日本人の人生観に影響という三つの部分に分けて、「物の哀れ」の意味、特徴とその影響をお検討しようと思う。

キーワード: 物の哀れ  優美  感傷  美意識

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